こんにちは!秋山クリニック管理栄養士の西山です。
昨年4月より当院に入職し、6月より患者様のダイエットサポートを担当しております。
これから、こちらのホームページでも健康や栄養に関するトピックや体に優しいレシピなどを中心に、“健康栄養情報akiei”として発信していきます!ぜひご覧ください。
早速ですが、初回は年末年始の疲れを引きずっている・・・そんなあなたに読んでいただきたい記事です!
ポスターvol.1でも触れている「内臓疲労回復のためのポイント」について少し詳しくお伝えしていきます。
食ベ物編~疲労MAX時だからこそ控えたい食事~
◆塩分の多い食事
胃を保護している粘液がはがれて胃の粘膜を傷つけるため、弱っている胃にさらに追い打ちをかけることになってしまいます。負担をかけすぎないためにも摂りすぎに注意したいところです!
◆脂っこい食事
胃の中に留まる時間が長く、ずっと胃酸を出し続るため胃酸過多の状態になりやすいです。胃酸は消化に関して重要な働きをしますが、多すぎると胃壁を溶かし胃潰瘍の原因になることもあります。また、脂肪分が多い食事は食道から胃につながる入り口の門が閉じたり開いたりする機能を悪くするため、胃食道逆流症や逆流性食道炎になるリスクが高まります。忙しい時ほど、さっと食べられる牛丼やハンバーガーなどのファストフードは重宝されがちかもしれませんが、疲労度MAXの時は控えるようにしましょう。
◆アルコール(お酒)、コーヒー(カフェインの多い飲み物)、香辛料、酸味の強い食べ物
これらも胃酸の分泌を促進しますので、胃が弱っているときこそ摂取は慎重に。特にお酒は、睡眠の質を下げてしまうため、疲労を翌朝に持ち越すことにつながります。疲労感が強い時には摂取を避け、回復した後に適量を楽しむ程度にしましょう。
習慣編~普段の生活で気を付けたいこと~
◆姿勢(猫背)
胃や腸の調子が悪い時は特に、背中も丸くなりがちです。猫背だと内臓が圧迫されるので余計に負担がかかってしまいます。また、首や肩周辺の血流が悪くなるため、脳に必要な栄養が行きわたりません。作業の効率が落ちるどころか、精神面でも落ち込みやすくなってしまうので良いことなしです!普段から「姿勢を正す」・「ストレッチでのばす」を意識して生活してみてください。
◆睡眠不足、ストレス
皆さんご存知かと思いますが、疲労の原因に直結する2つです。疲れている時ほど、お酒や甘い物を摂ることに頼りたくなる方もいるかもしれません。しかし、摂りすぎに繋がりやすくおススメできません。何よりもまずは「休養」をしっかりとってリフレッシュすることを優先しましょう。
いかがでしたか?これらを意識するだけでも疲労回復や疲労予防につながり、日々の生活が快適になります!
「なんとなく体がだるい気がする」、「疲れがとれない・・・」
そんな時はぜひ一度、「食事」や「習慣」を見直してみてください。
管理栄養士 西山