施設・検査・治療機器

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施設

リハビリテーション室

当院ではリハビリテーションを重視しており、患者様1人に対して、理学療法士がマンツーマンで徒手にて治療を行います。医師を中心とした理学療法士、スポーツトレーナが互いに連携し、さまざまな視点から患者様に最も適したリハビリ経過を立て、動作獲得・再発防止を目的にリハビリを進めていけるようサポート致します。

診察室

清潔感を重視しています。患者様のご不安を少しでも減らすため、医師、看護師による丁寧な診察を行うことを大切に致します。

手術室

2階手術室は2ルームを完備しており、どちらも整形外科の手術に適した、清浄度が高いクラス1000仕様になっております。 

手術室専任の看護師のもと、安心、安全な手術をサポート致します。 

病室

2階病室には、特室3ルーム、個室6ルーム、2床部屋1ルーム、4床部屋2ルームの19床をご用意しております。入院中のお食事は当院2階の厨房でお作りしたものをご提供致します。入院されている患者様が安心して入院生活を送れるようにスタッフ一同サポート致します。 

厨房

入院の際は、当院厨房でお作りした食事をご提供しております。
旬や産地にこだわった食材や、塩分、脂質、食物繊維などの栄養素を効率的に摂るためのメニュー構成など、さまざまな切り口から”食を通じた健康づくり”を専属管理栄養士がサポートします。

検査機器

レントゲン撮影装置 

デジタル撮影方式を採用しており、従来のフィルム法と比べてX線被ばくは非常に少なく抑えられています。平成28年7月に、(株)島津製作所の最新のX線発生装置を導入しております。
通常のレントゲン撮影に加えて、骨盤~足首までの”脚”を1度に撮影することができ、画像を数秒で確認出来ます。

骨密度測定装置 

X線を使って腰と股関節の2ヶ所で測定します。 およそ5分程で結果が出ます。 

骨粗鬆症は、骨がもろくなり骨折しやすくなる病気です。普段は自覚症状がありませんが、腰椎圧迫骨折や大腿骨骨折が「寝たきり」状態のきっかけになってしまう人も少なくない、とても厄介な病気です。
骨粗鬆症の早期発見、早期治療のために、定期的な骨密度検査をお勧めします。

MRI 

MRI検査は磁気と電磁波を利用して体の断面像を撮影するための検査です。あらゆる方向からの撮影が可能で、今までは困難だった部位の検査を行えます。 

適応:脊髄(神経疾患、椎間板ヘルニア、骨折など)、骨盤腔内臓器、 四肢関節 (靱帯損傷、断裂の診断)、 骨腫瘍、軟部腫瘍部位の特定など

CT装置 

一般的にCTと呼ばれるこの装置は、X線検査でははっきり写らなかった骨折(ヒビなど)を0.3mm間隔で画像を作ることができます。 

エコー検査装置 

超音波検査は身体に影響の少ない超音波を利用して体内を映し出す検査です。レントゲン検査では分かりにくい筋肉、腱、靭帯などの状態もしっかりと映し出すことができます。 

治療機器

腰椎牽引(ようついけんいん)

適応:腰椎椎間板ヘルニア、椎間板変性疾患、椎間関節障害、腰痛、坐骨神経痛

効果
腰椎を牽引することにより、椎間孔を拡開し、椎間関節を離開し、神経根を除圧します。また、椎間関節周囲の軟部組織を伸張し、マッサージ様効果により循環を改善し、筋スパズムを緩和するとともに、椎間板及び椎間関節の軽度の変形・変位を矯正するとされています。

特徴
腰椎牽引では、治療に際しては腰臀部の筋をリラックスさせ、股関節と膝関節とを十分に屈曲させる前屈位姿勢で牽引することが望ましいとされています。そのため、治療に適した姿勢が容易に得られる座部形状を採用し、牽引治療を効果的に行えるように促します。

頚椎牽引(けいついけんいん)

適応:頚椎椎間板ヘルニア、脊椎症、頸肩腕症候群

効果
頚椎を牽引することにより、椎間孔を拡開し、椎間関節を離開し、神経根を除圧します。また、椎間関節周囲の軟部組織を伸張し、マッサージ様効果により循環を改善し、筋スパズムを緩和するとともに、椎間板及び椎間関節の軽度の変形・変位を矯正するとされています。

特徴
従来の頸椎牽引治療器とは異なり、シートのチルティング角度を制御することで治療部位に適した牽引ポジションを提供します。加えて、牽引ポジションの高い再現性が継続治療の効果を促します。

野芥本院では、腰椎牽引と頚椎牽引を1台で行える機器を使用しています。


体外衝撃波(ショックマスター)

適応:足底腱膜炎、アキレス腱炎、アキレス腱付着部炎、膝蓋腱炎、上腕骨外上顆炎、上腕骨内上顆炎、石灰沈着性腱板炎、偽関節、疲労骨折、早期の離断性骨軟骨炎、早期の骨壊死
(国際衝撃波治療学会より)

効果
首から足底まで、ショックマスターの治療部位は全身の筋・腱の治療に有効です。

特徴
ショックマスターによる圧力波治療法は外科的手術が必要とされた患者様へのもう一つの新しい選択肢となっています。
1点に高いエネルギーを集中させる体外衝撃波(収束型)とは異なり、焦点がなく、拡散するため、ターゲットが広範囲に及び、筋・腱の治療に適しています。

体外衝撃波の収束型と拡散型の違い

収束型:1点に高いエネルギーを集中させるため、治療部位がピンポイントや深部であるときに優れています。
拡散型:空気圧による衝撃を与えるため、治療部位が広範囲や皮膚に近いときに優れています。
※当院では、どちらも導入しております。
(新宮院→収束型、野芥本院→拡散型)


Cybex(サイベックス)

特徴
様々な関節角度で細密に筋力測定や筋力トレーニングを実施でき、各個人の測定値やトレーニングの結果が記録できるため現在と過去における筋力の比較も容易に行えることが出来ます。
十分な固定のもと、各個人に見合った負荷量で運動が可能であるため、安全性に優れ、老若男女に問わず使用可能です。

運動様式に合ったトレーニング

Cybexの大きな利点は等速性の運動が可能であることです。等速性の特徴は運動速度が一定であることです。

等速性収縮は、等尺性収縮と等張性収縮の両方の利点を活かした運動であり、常に最大の力を出した状態で可動域の端から端までを動かすことが可能です。そのため、あらゆる関節角度に対し負荷が加わり、なお且つ各個人の筋力に応じたトレーニングが可能です。

Cybexによる検査の利点

  •  ︎筋力の強さを数値化した客観的な評価
  •  ︎安全性、再現性が高い
  •  ︎競技活動に直結した筋力測定

当院では、ACL再建術前と術後にCybexで下肢の筋力を測定し、その筋力値を一つの指標として用いています。


ラジオ波(RADIO STIM)

効果
新陳代謝の促進、血流・リンパ循環の改善、筋肉痛の緩和、関節可動域制限の改善、免疫力向上、交感神経の緊張緩和(ストレス軽減)

特徴
筋肉や脂肪層まで奥深く届くラジオ波(0.3~0.5MHz)という高周波によって、体内の水分や細胞分子などを振動させてジュール熱(摩擦熱)を発生させ、体全体の温度を内側から上昇させることで代謝が活性化します。これにより手技では届かない体の深部の頑固なはりや凝り、痛みといった筋緊張を効率よく治療、改善することができます。

ラジオ波とは、AMラジオなどの周波数に近い高周波のことです。医療分野でも広く使用されているもので、人体に悪影響はありません。

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